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アンニョンハシムニカ?留学生コーナーの深野正一です。
12月4日に語学学校の秋楽器が終わり1月7日までの長い冬休みに入りました。
冬休みに入ってすぐ、1週間ほど日本の自宅に帰っていたのですが、ソウルに戻ると大変なことになっていました。
経済の発展を誇っていた韓国が通貨危機でIMFから資金の支援を受けることになり放送や新聞では連日経済危機に関する記事、番組一色と言っても過言ではありません。
ソウル市民はといいますとこのままではいけないという認識が強くなり、「ホリティ・チョルラメギ」つまりベルトをきつく締めようという声が高まっています。
高級飲食店からは客足が離れ、繁華街では「我々の経済を生き返らせよう」という横断幕を掲げてドルなど外貨を集めるキャンペーン、主婦などのレベルでは節約キャンペーンが起こるなどどこでも「IMF、IMF」となっています。
またIMFによる支援の条件として、韓国経済の再編成が謳われていますが、これによる失業者の増大も懸念され、じわりじわりと一般の国民にも影響が出つつある状況です。
ではここ韓国に留学している学生はこの通貨危機でどの様に生活が変わったのでしょうか?
まず日本から来た学生の場合ですが、日本円の価値が上がったことを素直に喜ぶ学生が多いようです。
例えば、語学学校の授業料の場合3ヶ月で韓国ウォンでは105万ウォンしますが、通貨危機前のレート100円が750ウォンで計算すると日本円で14万もしていました。
現在のレートでは100円が1300ウォンですので8万円と実に6万円も為替の影響だけで安くなったことになります。
ただ日本からの学生の場合でも、語学学校を卒業して大学や大学院へ進学予定の人は通貨危機前にかなりの額の円をウォンに替えており、今回の恩恵を受けない場合もあるようです。このように2年3年ぐらいの予定を立ててきた留学生は韓国の10%を超える銀行の利息を目当てに留学当初にウォンに替えて預金と言うのが典型です。
さて、日本以外の国から韓国へ留学してきた人はどうでしょうか?
今回の通貨危機の始まりとなったタイのある留学生の場合、奨学金を受けて韓国留学しているのですが、たまたま現在景気の良いアメリカ・ドル建てで奨学金を受けていたため、自国通貨であるタイバーツが急落したにもかかわらず、むしろ日本の学生と同様、恩恵を受けているとのことです。
他のアジア諸国の学生の場合、自国通貨の下落以上にウォンの下落が激しく、ほとんど変化なしか、あるいは変動で若干恩恵を受けているようです。
ただ、元々から他のアジア諸国から比べると物価の高い韓国ですので、それほどかわった、という状況ではないようです。
もう一つ留学生にとってはよいことがあります。
昨今の経済難で来年度の主要大学の授業料が.凍結あついは引き上げ幅抑制という方針が決定されました。留学にかかる費用の大きな部分を占める学費が変化なしということで、食費など別の所でお金がつかえるということで留学生には大変助かります。
番組の冒頭で日本に一時帰国したお話しをしましたが、われわれ韓国にいる留学生よりも、海外で現在留学中の韓国人留学生の生活の方が非常に厳しい状況となっています。
知り合いの韓国人女性で東京に留学中の人に聞いて見たのですが、毎日留学生同志で教室で真っ先に話すことは「きょうは100年が何ウォンよ」ということだそうです。
対円では60%も逆にウォンが下落、急にこの1ヶ月で物価が60%も上がったことを考えると留学どころではないかも知れませんね。
もしリスナーのみなさんのお近くで韓国の留学生がいたら、食事に誘ってあげるとか、使っていない生活必需品とかあったら貸してあげるとか日本での留学生活がちゃんとできるようにサポートしてはいかがでしょうか?
最後に留学生としての私の実感を述べてから終わりにしたいと思います。
きのう夜、パソコン通信の仲間の留学生がお酒を飲みながら話していたのですが「なにか以前より新村に集まってくる人が多くなってきたような気がする」というのです。
新村とは延世大・梨花女子大・西江大学などが集中する大学の街なのですが、どうも学生にはこの通貨危機、あまり関係ないようです。おそらく自分で収入を得ているわけではないのでこのようになるかと思います。まあ今まで高いところで飲んでいたのを止めて、新村など大学生しかあつまらないような安く飲めるところに戻ろう、という感覚でしかないのかもしれませんね。
もっと、若い我々の世代もこの危機を実感し、いままでの過剰消費を改める時期に来たのかもしれません。
ラジオをお聴きのみなさんにとっても、対ウォンでは円高になっていますので是非こちら韓国に旅行なさって韓国経済回復に貢献なさってはいかがでしょうか?
それでは時間となったようです。来週23日はクリスマス直前と言うこともありますので、韓国の若者のクリスマスの過ごし方をレポートする予定です。
それではこの辺で。
アンニョンヒ・ケシプシオ。
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