ラジオ韓国日本語放送 RKI REPORT留学生コーナー

1998年 1月 6日放送 韓国のお正月の過ごし方


セヘ・ボン・マーニ・パドゥセヨ!
あけましておめでとうございます。
留学生コーナーの深野正一です。

ついに1998年も幕が開きました。
ここ韓国は「あけましておめでとうございます」と言えるほど明るいニュースはなく、ご存知の通りの通貨危機で今年も大変な一年となりそうです。

新年になってからのニュースでも、IMF一色で前途多難な1年の幕開けといったところでしょうか?

さて、ここ韓国ではお正月をどのように過ごすのでしょうか?
きょうは韓国のお正月の過ごし方についてお話ししようと思います。

韓国でお正月のことはソルラルといいます。
実はこのソルラル、通常は旧暦、つまり太陰暦にしたがって行われるため、現在我々が使用している暦である新暦の1月1日ではなく今年98年の場合1月28日水曜がソルラルとなり、前後1日づつが休みとなって27日から29日まで三連休となります。
そのため先週の1月1日・2日のみ韓国では公休日となり3日土曜から仕事始めというところが多いようです。

韓国でも一時期、新暦でソルラルを祝うことがありました。1896年に陽暦を導入した韓国は新暦で祝うようになりましたが、日本の支配とともに入ってきたこともあり、旧正月も残したままの状態が続きました。1961年に誕生した朴正煕政権の時代に正月を2回祝うことは経済的浪費になるとし新暦に統一したのですが昔から伝統的に行っているソルラルを新暦に替えることはならないという国民が多く、結局盧泰愚政権の時代に旧正月を公式に復活させて新暦の休みも残ったまま旧暦のソルラルを祝うという現在の形態が残りました。

さてそうなると新暦のお正月、韓国の人は何をしているのでしょうか?
何人かの韓国の友達のお宅を伺ったりして聞いて見たところ、二つのパターンがあるようです。

その1。今回の新暦のお正月は単なる休みの日で月末の旧正月を本当の正月として祝うパターン。
この場合、日頃何かと忙しくて家族水入らずの時間を過ごせない一家にとっては小旅行に出かけたり家族と一緒にテレビを見たり過ごすそうです。

もう一つのパターンは実に合理的なのですが、旧正月の方が土日を合わせるとかなり長い休みになるため、新正月に正座をするような格好で座り両手と頭を床につけて深深と挨拶をする歳拝(セベ)といわれるお正月の挨拶を行い、親戚一堂集まってソルラルを過ごし、旧正月には長い休みを利用して旅行に行ったりするそうです。

とはいえ、今年は通貨危機による不況のため、なかなかこれもできないとのことです。

お正月、ソウルの街を歩いてみたのですが、日本のように門松もなく、なんとなくお正月だなあという気がしませんでした。唯一正月と感じられるのは景福宮などの古くからある古宮に行くと、韓国の双六にあたるユンノリで遊ぶ子供たちなどの姿を見ることができるのでお正月を実感できます。

また例年では色鮮やかな韓国の民族衣裳であるチマ・チョゴリを着た女性を良く見かけるのですが、今年は不況のせいか、なんとなくこのような服装をしている人も少ない気がしました。
留学生のお正月は。。。。というと日本からの留学生の場合、かなりの人が日本へ帰国して日本で過ごすようです。
大学も12月末から2月一杯まで長期の休みに入るためお正月ぐらいは日本でおせち料理とお雑煮を食べて、という人が多いようですね。

私の場合は、ここソウルでお雑煮を作って韓国の友達と日本の正月について説明したりして三が日を過ごしていました。

さあ、語学堂も8日から開始なので勉強しなくては。。。!!
それではきょうはこの辺で!
アンニョンヒ・ケシプシオ!!


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